海外で駐在していた時に思った日本の融資システムの優秀さについて

山梨県在住 K.Fさん(45歳)
日本に戻ってきてから醤油味の食べ物であるとか、日本酒を飲んだりして「あ、日本はいいなぁ」と思います。締めのお茶漬けなんて食べたら、ほんとに帰ってきたなと思います。それが去年のことですが、それまではずっと海外にいたんです。

いわゆる中東と言われるところにいたんですが、なかなか大変な仕事でした。仕事自体の受注はできたのですが、思っていたような成果は出せなかったので残念です。本来ならもっと大きな部分を担えると思ったんですが、最低限だけになってしまいました。

そんな仕事でしたが、ほとんどが調査と交渉と打ち合わせとコンペだったので、それらを行う以外はプライベートでした。中東のお店を回ったり、いろいろなところを見て回って思ったのは日本という先進国との違いでした。かなりの違いがあることがわかりました。

特に金融面は日本のシステムは優れているな、と思いました。消費者金融というものがあるのはご存知だと思いますが、この消費者金融は日本のどこにいても借入ができます。銀行が貸してくれない分、こういうところで借りるしかありません。

しかし中東ではそのようなシステムがないのです。みんな石油などでお金持ちだから気にしないのかもしれませんが、移民の人達や我々ビジネスで来ている人間にとっては、融資というのはかなり重要です。消費者金融であっても銀行融資であっても。

それらを日本と同じように使えない国というのは非常に厄介です。しかも、口座が反映するまでも時間がかかりますし、結果として我々のビジネスが上手く進まない用になるのです。こういうところがカントリーリスクと言われるものなのかもしれませんね。

まぁやっとそれらから開放されて、日本の消費者金融などの融資システムを使える場所に帰ってこれたので安心です。海外での経験があると、やっぱり日本っていいなと思いますよ。それもだんだんと「これ何とかならないの?」と文句ばっかりいうように変わるのかもしれませんが(笑)

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