借りるところを見られたくない、無人契約機の知られざる実態って?
誰にも見られず契約できる?
『お金を借りるのは後ろめたい』『たとえ受付の人であっても顔を見られたくない』……そんな人たちが消費者金融で融資を受けようとする時、契約に利用するのが無人契約機です。
銀行のATMのように、そこにあるのは機械だけ。必要な書類を持参すれば、機械操作で審査してもらえ、30分もすればカードを発行してもらえるという、とても便利なものに感じます。
まさにその名の通り、誰にも会わず『無人』で契約できるわけですが、ではその審査は誰が行っているのでしょうか?
機械に組み込まれたプログラムがしているのでは……と思っている方もいるかもしれませんが、実はそうではありません。無人契約機にはカメラがついており、遠く離れた管理センターのオペレーターが、その映像を見ながら審査をしているんです。
スキャナにセットした申込書や確認書類だけを見ているわけではありません。あなたの身だしなみや表情、態度などもばっちりチェックされているんです。
直接対面するわけではないですが、モニタごしに知らない間に見られているんですね。遠隔で見られているとはいえ、対面で顔を付き合わせるわけではないですから、気持ち的に楽ではあります。
ただ、最近では契約申込みをインターネットなどで行い、あらかじめ審査をひととおり済ませて、無人契約機までキャッシングカードを取りに行く方法をとるところが増えてきているようです。
緊張して意外と操作に手間取る無人契約機
無人契約機の使い方はだいたいどこも似たような感じです。画面の指示に従っていけば簡単に操作できます。着席したらまずは契約案内の内容をしっかり確認しましょう。
タッチ操作以外で行うことといったら、申込用紙が備え付けてあるので、それに記入してスキャン、本人確認書類など必要な書類をスキャンするくらいでしょうか。
申込用紙の記入内容に不備があると受け付けてもらえないため、きちんと記入できているかこちらでもしっかり確認しましょう。
無人契約機で審査の申請をしてからカードを受け取るまで、だいたい30分もあれば全て終わります。ですが慣れない機械相手に、しかもお金を借りるという緊張感もあって、機械の操作に手間取り時間がかかってしまうことも多いようです。
特に本人確認書類や申込書をスキャナにセットする時、裏表を間違えて置いてしまう人が多いとのこと。緊張や焦りもありますが、無人契約機の利用に時間制限は特にありませんから、落ち着いてゆっくり操作して大丈夫です。